5鍋:エイトエピックス&エクシード(拡張)

 

 

デザイナー:カナイ セイジ
プレイ人数:1~8人
プレイ時間:20分(説明書にはこう記載されてますが実際は1時間超えw)
勝利条件:プレーヤー全員で協力して5ラウンドクリア

ゲーム概要:数々の災厄に襲われていて、今まさに滅びようとしている世界が舞台。人々は成す術も無く救いを求めるのみであった。そこに常人とはかけ離れた能力を身に付けた8人の英雄が現れたのである。彼らの力は神にも等しかったが、それでもこれだけの災厄の前には風雨の前の灯火のようであった。それでも彼らは自らの信念、そして存在をかけて、世界を救う為に災厄へ立ち向かうのであった。
「奇跡を待つ暇は無い。我々の手で奇跡を起こすしかないのだ」(説明書から抜粋)

 

ゲーム説明:久々のゲームレビューは、「ラブレター」で有名なカナイセイジ氏デザインの協力型ダイスゲームを紹介します。このゲームはかなり好きなゲームです。世界を救う為に8人の英雄が立ち上がり、とか、およそクリア不可能と思われる災厄に対し英雄の超絶能力で解決していく、とか、テンション上がる設定です。実際始めてみると、鬼畜レベルの課題が山ほど出されますw。ダイス8個振って全部同じ目にしろ!とかw。でも皆で協力すると何とか突破できるんです。このゲームバランスはホント素晴らしいですね。凄く研究したのでしょう。このデザインは第2版のようですが、コンポーネントも含め素晴らしいです。こんな小箱なのに得した気持ちになります。そしてこんな小箱なのに1時間以上かかります。自分は立派な重ゲーだと認識しております(笑)

 

 

これが世界を救う8人の英雄達。自分は英雄カードだけスリーブに入れてるので黒縁っぽくなってます。
イラスト横の数字はキャラクターの行動力兼生命力を示しています。特殊能力やダイスの振り直しを行うごとに1消費します。詳細は後述します。

 

 

英雄紹介①:「裏切りの魔神」
かつて長い封印から目覚めた際、興味を持って人の間で生きることを選んだ魔族。人々との触れ合いの中で愛という不可解な感情を知った彼は、かつての同胞を裏切ってでも人々を守ることを決意。自らに課せられた全ての戒めを解き放ち、災厄に立ち向かう。(説明書から抜粋)
特殊能力:サイコロ1つを6に変えることができる。

英雄紹介②:「不屈の大将軍」
現在最も栄えているドワーフ部族で、数十年に渡って軍の中核を勤め上げてきた熟練の将軍。彼の一声は軍勢に指揮を取り戻し、かれの勇ましい姿は軍勢全てを恐れを知らぬ戦士に変えるという。その不屈の魂は、英雄たちにとってさえ大きな心の支えとなるだろう。(説明書から抜粋)
特殊能力:他の英雄1人を未行動に戻す。加えて、サイコロを2つまで振り直す。
特殊能力補足:振り直しルールと同じ。出目を1つ確定させることにより、振り直しを続行できる。

 

 

英雄紹介③:「全知の賢者」
深い森の奥に隠棲する、ダークエルフの老人。遥かな昔より蓄えてきたありとあらゆる知識を持って「全てを識るもの」と称される大賢者。種族特性と偏屈さから、その力を借りることは不可能だと思われていたが、この世界に住まう同胞を救うべく、その重い腰を上げた。(説明書から抜粋)
特殊能力:サイコロの出目を1つ選び、その全てのサイコロを+1か-1できる。
特殊能力補足:同じ出目のサイコロ全てを変化させなければならない。0や7の出目には変化できない。

英雄紹介④:「慈愛の聖女」
ある教団の最高司祭を数百年に渡って務めてきたエルフの女性。長い年月の間に体現した神の奇跡は数知れず、人の身でありながら最も神に近い存在とされる。その力ゆえに人々の絶望を感じ取る度合いも強く、現状に最も心を痛めている。(説明書から抜粋)
特殊能力:他の英雄1人のLPを1回復する。加えて、サイコロを2つまで振り直すことができる。
特殊能力補足:この能力で最大値を超えてLPを回復することは出来ない。また、振り直しはルールと同じ。

 

 

英雄紹介⑤:「神業の魔法技師」
ハーフリングの若き魔術師にして工匠。わずか数年の間にありとあらゆる技術を我が物とし、新しい技術を生み出し続ける天才。自分に創造できないものなど存在しないと豪語するが、あながち間違いではないようだ。(説明書から抜粋)
特殊能力:サイコロを2つまで裏返す。(1つでも可)

英雄紹介⑥:「至高の聖騎士」
若くして数々の技量を身につけ、あらゆる邪悪をその剣に葬ってきたことこから、真なる勇者とまで称えられる聖騎士。物腰柔らか、公明正大な態度はまさに神の化身と呼ぶにふさわしい。世界の中で最も尊敬を集める英雄の1人。(説明書から抜粋)
特殊能力:サイコロ1つを1に変えることができる。

 

 

英雄紹介⑦:「流転の剣聖」
素性の不明な剣士。だが、かつて災厄を回避した際には常に彼と思われる人物の影があった。何らかの事情によって戦うことを宿命づけられており、例え塵と化そうともいずれまた蘇り戦いに参じなければならない悲しき永遠の戦士。(説明書から抜粋)
特殊能力:サイコロを1つ増やす、もしくは減らす。
特殊能力補足:サイコロはいつでも増減できる。増やす場合はその時点で振って災厄プールに加える。効果は現在の条件を解決するまで、プレイヤーが代わっても継続する。減らすことにより災厄プールのサイコロが1つもなくなった場合は、出目をゼロとして扱う(隕石落下など)。増やすことによりサイコロの出目が余った場合、災厄を解決する条件が満たされていれば余っていても構わない(魔帝復活など)。

英雄紹介⑧:「不死の魔女」
知識と魔力を求むるあまり、自らの体から魂を抜き取って不死性を得た魔女。存命時より卓越していた魔力は、肉体の枷を失ったことで遥かな高みへと昇華した。本来であれば1つの世界の滅びなど彼女にとってはどうでも良い事のはずなのだが、奇妙な予知に従ってこの場に現れた。(説明書から抜粋)
特殊能力:他の英雄の能力を使用する。
特殊能力補足:消滅した英雄の能力は使えないが、単に行動を終了しているだけの英雄の能力は使える。また、1ターンに複数の英雄の能力を使用する事もできるが、能力使用のたびに1LPを消費する。

 

 

これが災厄カード。
例えば左のカードの場合は、上から4つの条件を全て解決するという感じです。
6Dというのは6個のダイスを振るということ。つまり6個のダイスを振って右に書いてある出目を揃えろって事。それを4回達成したら魔帝復活の災厄を解決したことになります。
右の衛星崩壊は3つのダイスを振って15以上にする。それを8回達成したら災厄解決。
ね、無理でしょ(笑)
でも大丈夫。英雄たちは強力な特殊能力を持っています。

魔帝復活:遥か昔に封じられた最強最悪の魔人の封印が解かれようとしている。
衛星崩壊:衛星が胎動を始めており止めなければ世界が滅びる。

 

 

天変地異:地水火風のバランスが崩れて世界各地で天変地異。
竜王襲来:竜族のうち最も恐れる3頭の古竜が、神の加護を失った人々を滅ぼすべく活動を始めた。

 

 

神罰執行:神々はこの世界の不敬に怒っている。その怒りを鎮めなければ世界は滅びる。
邪教浸透:世界の滅びを前に、魔帝の復活を願う邪教がその勢力を伸ばし始めた。

 

 

隕石落下:遥か星海のかなたより、複数の隕石が飛来している。何者かの意図かは不明。
死病蔓延:突然世界に謎の病がはびこり始めた。治療するための薬を世界に届けなければならない。
補足:死病蔓延は、6の出目の8個のダイスを全て1の出目に変えるというもの。2つ目の条件はその逆。

 

 

では模擬プレイスタートです。
1つの災厄を1ラウンドと数えます。
クリア条件は5ラウンド(計6災厄)を解決したらクリアです。5ラウンド目は災厄が2つ出現します。

セットアップはこんな感じ。写真は4人プレイ時。
各プレイヤーは英雄を1人選びます。4角の英雄はそれぞれのプレイヤーが選んだものです。
真ん中にある残りの英雄はプレイヤー全員で共有します。つまり自分が使える英雄は、選んだ英雄と共有のスペースにある英雄ということです。

【大まかなゲームの流れ】
1.災厄発生
2.英雄の行動(災厄プールの振り直し→能力の使用や再振り直し→災厄の解決→行動終了)
3.次のプレイヤーへ
4.ラウンド終了(災厄解決)×4ラウンド
5.最終ラウンド(5ラウンド目)

 

 

まず最初に災厄をオープンします。
1つ目の災厄は天変地異。
条件は4つです。
1.8個のダイスを振って10以下にする。
2.8個のダイスを振って11234566の出目にする。九蓮宝燈っぽい。
3.8個のダイスを振って合計45以上の出目にする。
4.8個のダイスを振って全て同じ出目にする。

 

 

手番のプレイヤーはまずどの英雄を使うか選択します。
前述しましたが選択できる英雄は、選んだ英雄か共有の英雄のいずれかです。
使用する英雄の上に赤いおはじきを置きます。
それぞれの英雄の上にあるカラーキュープは残りのLPを示しています。

 

 

災厄の条件を解決し始めます。
まずは災厄プールと呼ばれるものを作ります。今回は1つ目の条件が「8つのダイスを振って10以下」だったのでダイスを8個豪快に振ります。すると以下のようになりました。これが災厄プール。
自分の手番が回ってきたら、最初に振り直しが出来ます。この振り直しは、手番中に最初のタイミングで1回だけできます。

【振り直しのルール】
ここで重要なルール、振り直しについて解説します。このゲーム共通のルールとなります。
振り直しが出来るダイスは最大3個。3個を振ったあと、最低1つのダイスを確定させたら残りをまた振り直すことが出来ます。なので、例えば2回目の振り直しで2個振って1つだけを確定させた場合、3回目の振り直しとして残りの1つを更に振り直すことができます。ヘックメック的な感じ♪

 

 

では1112を確定させて344を振り直します。

 

 

1回目の振り直し:3つ振り直してこの結果。

 

 

1を確定し2つを振り直してみる。

 

 

2回目の振り直し:2つ振り直してこれ。10以下を目指すのでガビーンな結果。

 

 

仕方ないので5を確定。

 

 

3回目の振り直し:結果はまた6。

 

 

災厄プールが完成しました。このダイス目に対して能力などを駆使して対処します。
現在の合計値は18。1つ目の条件である10以下を目指します。

 

 

では英雄の行動です。
英雄の行動は全てLPを消費します。1行動につき1LPです。
LPを消費して行える行動は2つあります。
1.特殊能力の使用
2.ダイス3個振り直し(振り直しルールと同じ)
補足:行動の終了を選択するまで能力や振り直しは何回でも行えます。但し、LPが尽きるとその英雄は消滅してしまいゲームから除外されてしまいます。(災厄からダメージを受けることはありません)

スタートプレイヤーが選んだ選んだ英雄「神業の魔法技師」の能力はサイコロを2つまで裏返すことが出来ます。

 

 

LPを使用して能力を使ってみます。キューブを4の位置に移動させます。

 

 

この2つを裏返してみます。

 

 

こんなんなりましたー。災厄プールの合計値は10。1つ目の条件クリアです。

 

 

余っているダイスを使って何番目の条件までクリアしているかを示します。
1つ目の条件をクリアしたので1の目を上にして置きます。能力をたった1回の使用でクリア出来たのはラッキーでした。
さて、次の条件は8ダイスを振って11234566の目に揃えるというものです。

 

 

条件が変わったので8個のダイスを豪快に振って災厄プールを作り直します。
結果は以下のようになりました。
条件は変わりましたが、プレイヤーは行動を終了するまで続行します。
ここではプレイヤーが代わった訳ではないので、3個の振り直しをする事はできません。このまま続行です。

 

 

ここで左下のスタートプレイヤーは能力等は使わず行動の終了を選択しました。行動を終了した英雄のカードは横向きにします。横向きになった英雄はこの災厄では使えなくなります。
プレイヤーは左上のプレイヤーに代わりました。

 

 

このプレイヤーも自分が選んだ英雄「裏切りの魔神」を選択しました。

 

 

プレイヤーが代わったので初めに3個振り直しをすることが出来ます(任意)。
下の3つを振り直すようです。

 

 

結果はこんな感じ。大人の事情が働いたのか、なかなか都合の良い目がでました♪
プレイヤーはこれ以上振り直さない選択をしました。

 

 

振り直しの結果、現在の災厄プールはこんな感じ。

 

 

LPを1消費して特殊能力を使用します。
「裏切りの魔神」の特殊能力はダイスを1つ6に変化させることが出来ます。

 

 

この3を6に変えます。
今ふと思いましたがさっきの振り直しの時、2回目の振り直しでこの3を振り直して6を狙うべきでしたね(笑)

 

 

まぁ何はともあれ今回も1LPだけの消費で条件を達成することが出来ました

 

 

2つ目の条件クリアをクリアしたのでダイスを2にします。
次は8個のダイスを振って45以上にしなければなりません。平均5.6って...。

 

 

条件が変わったのでまた災厄プールを作り直します。豪快に振りましょう!

 

 

現在の災厄プールこんな感じです。
ここで左上のプレイヤーは行動の終了を宣言しました。右上のプレイヤーに移ります。
プレイヤー変更時の無料振り直しはLPも温存できてとても効果的な作戦です。

 

 

右上のプレイヤーの手番です。
このプレイヤーは共有スペースにいる英雄「流転の剣聖」を選択しました。何か狙いがあるのでしょう。

 

 

とりあえず恒例のプレイヤー交代時の3個振り直しをします。

 

 

振りなおした結果こんな感じ。

 

 

これを確定します。

 

 

2回目振り直しの結果こんな感じ。

 

 

4を確定。

 

 

大人の事情を感じずにはいられないですが、またまた4の目。

 

 

振り直しが終わり、災厄プールが完成したところで特殊能力使用!LPを1消費します。
特殊能力はダイスの増減です。ここでは1つ増やします。

 

 

追加のダイスを振って災厄プールに加えます。今回は5が出ました。

 

 

現在の災厄プールはこんな感じ。ダイスの合計値は43。

 

 

他のプレイヤーと相談して他の英雄の能力を使用しようという事になり行動を終了させました。
こういう相談は積極的にしていきましょう。なにせ協力ゲームなので♪

 

 

次は右下のプレイヤーの手番です。

 

 

英雄は共通スペースにいる「全知の賢者」を選択しました。

 

 

プレイヤー交代時のダイス3つの振り直しは行わず、このまま特殊能力を使用することにしました。
特殊能力は、ダイスの出目1種類を全て+1か-1することが出来ます。

 

 

この4の目を+1します。ちなみに一部の4の目だけを選択するということは出来ません。

 

 

どーん!全部5になりました。

 

 

災厄プールはこんな感じになり、合計値は見事47になりました。

 

 

3つ目の条件クリアです。次はいよいよ最後の条件。
8個のダイスを振って全て同じ出目にしなければなりません。

 

 

条件が変わったので災厄プールを豪快に作りました。

 

 

災厄プールはこんな感じ。ここで右下のプレイヤーは行動の終了を宣言しました。

 

 

再び左下のプレイヤーに手番が回ってきましたが、自分の英雄は行動を終了している為、共有スペースにいる英雄から選ばなくてはなりません。
もしもこの時共有の英雄も全て行動済みの場合、このプレイヤーの手番は飛ばされて次のプレイヤーへ手番が回ります。

 

 

共有スペースにいる英雄「不屈の大将軍」を選択しました。

 

 

プレイヤーが代わったので3個振り直します。当然この3つ。

 

 

どっかーん。大人の事情で4が3つも出ました(笑)

 

 

一撃で条件クリア!さすが大将軍♪

 

 

4つ目の条件をクリアしたので天変地異の災厄解決となります。

 

 

解決した災厄カードは、何ラウンド解決したか分かるよう端に寄せておきます。
横にしていた英雄カードを元に戻しますが、LPは回復しないのでキューブの数字はそのままです。

 

 

次のラウンドのスタートプレイヤーは前の災厄を解決したプレイヤーの左隣のプレイヤーとなります。

 

 

次の災厄をオープンし、また激務スタートです。

 

 

そんな感じで進んでいき、4つの災厄を解決し終えた場面です。これから最終の5ラウンド目突入です。
ここまで来ると英雄たちも疲弊してLPもカスッカスな状態です。

 

 

5ラウンド目は災厄が2つ発生!
これ6ラウンドという話ではないんです。1ラウンドの間に災厄2つ発生ということは、1つの災厄を解決したあと、各英雄を未行動に戻すことなく次の災厄に立ち向かうということなんです。阿鼻叫喚です。
どちらの災厄を先に解決するかは選ぶことが出来ます。その災厄の対処を開始したら、その災厄を解決するまでもう一方の災厄には着手できません。

 

 

全ての災厄を解決することが出来たとしても複数の英雄は消滅してしまっている事でしょう...。
消滅した英雄は裏返しにします。

 

 

自分は英雄カードだけ黒スリーブに入れているので、裏返したときの消滅感が半端ないです。
LPマーカーがまるで墓標のようです。

 

 

こちらはエイトエピックの拡張「エクシード」

 

 

この拡張は災厄カード4枚が追加となります。基本セットに混ぜて使います。
それと12枚の状況カードというものがルールに加わります。

 

 

これが追加の災厄。まぁどれもこれもハードルが高いです。

 

 

状況カードは12枚あります。
このカードは英雄たちに制約を課すカードです。つまり難易度が飛躍的に上がります。
各ラウンド開始時、災厄公開に合わせて状況カードも1枚公開します。5ラウンド目は災厄1つに対して1枚の状況カードを公開することになります。状況カードによる制約は災厄を解決するまで継続します。
状況カードの制限を課したまま災厄をクリアしたら、その状況カードを獲得することが出来ます。
状況カードには報酬効果が記載されており、ゲーム中1度だけ使用することが出来ます。使用するかどうかのタイミングはプレイヤー間で相談して決めて下さい。
災厄の解決があまりに難しい場合、プレイヤー間で相談して現在公開している状況カードを破棄しても構いませんが、その場合制約が消える代わりに報酬も受けられなくなります。
状況カードを破棄できるタイミングはラウンドの開始時と各プレイヤーの手番開始時です。
通常プレイでは「彷徨の魔女」カードを2枚取り除きます。

 

 

状況カード紹介1
上の黒字が制約で、下の緑字が報酬効果です。

 

 

状況カード紹介2
一番右のカードが彷徨の魔女。

 

 

状況カード紹介3

 

 

状況カード紹介4
彷徨の魔女カードは2枚あります。

 

 

これが先程から紹介している「彷徨の魔女」
実はこのエクシードには更に難易度を高めるシナリオが用意されており、それがシナリオ「彷徨の魔女」なんです。

ある史書は言う。8英雄は始めは7英雄であったと。あらゆる魔術を修め、生命を超越した魔女は英雄たちに問いかける。「本当にこの塵芥を救う価値があるというのか?もしそうであるというのなら、この私を見事うち滅ぼして、お前らの言う正義とやらを示してみるがいい」(説明書から抜粋)

 

 

シナリオ「彷徨の魔女」
ゲームから英雄「不死の魔女」をゲームから取り除き、しばらくの間7人の英雄で災厄に立ち向かいます。
状況カードは12枚全てを使用します。また、災厄カードの「魔女の審判」を山札からよけておきます。
ラウンド開始時、状況カードの彷徨の魔女を引いたらシナリオ「彷徨の魔女」スタートです。
災厄を「魔女の審判」に変更してください。

英雄「不死の魔女」は状況カード「彷徨の魔女」(と災厄)を解決するか、4ラウンド目の終了時に、共有スペースにLPが最大の状態で追加されます。
補足:魔女が仲間になった状態で「彷徨の魔女」を引いた場合、ゲームから取り除いて次の状況カードを引いてください。

 

 

この追加シナリオはたまらないですねぇ。物語性がぐっと増します。
それと魔女の審判のイラストが秀逸です。

 

 

日記にも書いたカナイセイジさんとレッドドラゴンインを遊ぶ会に参加したとき、エイトエピックスの内箱にサインして頂きました♪感激です!

 

 

【感想】
協力型のダイスゲームという事でワイワイ遊べるゲームです。しかし、難易度がかなり厳しいので、どの能力をどういう順番で使うかという戦略が非常に重要です。プレイヤー同士しっかり相談していかなければならないです。協力ゲームにありがちですが、1人が仕切りまくると他のプレイヤーはただやらされているだけになってしまうので、他のプレイヤー、特に手番プレイヤーを尊重しつつ決めていくのが良いでしょうね。言うまでもありませんが...。
レビューを読んでくださった方には伝わったかと思いますが、1つの災厄を解決するのにこれだけの時間を要しますので、全ラウンドこなすと結構なプレイ時間になります。立派な重ゲーです(笑)
ただ、この計算されたギリギリ感。是非味わって頂きたいですね♪

【難易度調整】
説明書にて推奨されていた難易度調整を紹介します。

~1人プレイ時~
1人でプレイする場合、実質上キャラクターを選択する順番が自由となる為、非常に簡単になります。ですので、最初にキャラクターを自由な順番で並べ、必ずその順番で挑戦を行うとスリリングなゲームとなります。

~多人数プレイ時~
逆に複数人でプレイする場合、多人数であればあるほどキャラクターの順番による制限が厳しくなり、ゲームの難易度が上がります。そのような場合、全てのキャラクターを共有のキャラクターとする事で難易度を下げることが出来ます。また、相談禁止にすれば難易度は上がりますし、5ラウンドを終了するまでの時間制限を設けても良いでしょう。

~エクシード~
難しい:状況カードを破棄する事は出来ない。普通:ゲーム中に1度だけ状況カードを破棄出来る。易しい:何度でも状況カードを破棄出来る。また、さらに難しいゲームを求めるのであれば、報酬を得ることなくゲームを進めてください。

 

 

ごちそうさまでした。(๑´ڡ`๑)

 

2019年02月12日